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【防災向けの長期備蓄用トイレットペーパー】
災害時のトイレ対策として非常用トイレを備えておくのと同じくらい重要なのが、トイレットペーパーの備えです。これまでもトイレットペーパーは、災害時の物流停止や買い占めなどにより、品切れとなり店頭から姿を消すことがしばしばありました。
一般的にトイレットペーパーの備蓄は、多めに買っておき、1箱使ったら買い足す「ローリングストック法」で備えるのがおすすめであり、我が家でも基本的にローリングストックで備えるようにしています。
トイレットペーパーの備蓄についてはこちら ↓
トイレットペーパーの備蓄 〜大災害では不足する可能性も!非常用トイレとセットで備えましょう〜ですが、ローリングストック以外の方法として、長期保存が可能なトイレットペーパーを備蓄しておくというのも、有効な一つの手段と言えます。
スーパーやホームセンターで見かけることはほとんどありませんが、インターネットショッピングやふるさと納税などでは、防災向けの長期保存が可能なトイレットペーパーがあります。主に、1ロールから数ロールずつが真空パックになっており、長期保存でも湿気などからトイレットペーパーを守ってくれるようになっています。
今回、ふるさと納税の返礼品として、長期保存可能な備蓄用トイレットペーパーを受け取ったので、レビューします。
【南海トラフ巨大地震では、トイレットペーパー不足が懸念されている】
南海トラフ巨大地震は、マグニチュード8〜9クラスの巨大地震の発生確率が、今後40年以内に90%程度、30年以内に70~80%と予測されています。
南海トラフとは、フィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する、海底の溝状の地形を形成する区域のことです。静岡県の駿河湾から、愛知県に至る遠州灘、和歌山県〜三重県に至る熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び、高知県の土佐湾を経て、宮崎県東部の日向灘沖までの広範囲の海域です。
この南海トラフ地震では、関東〜九州まで太平洋側の広範囲にわたって強い揺れや津波が襲い、甚大な被害が予想されていますが、実は深刻なトイレットペーパー不足の可能性も指摘されています。
日本で流通しているトイレットペーパーのほとんどが国内で生産されており、その製造工場の約4割は静岡県に集中しています。このため南海トラフ地震で静岡県が被災すれば、トイレットペーパーの生産量が大幅に減少します。また太平洋沿岸部が広く被災するため、道路や倉庫の破損などで流通網が麻痺する可能性があり、ますます供給不足となると予想されています。
【丸英製紙 10年間保証 備蓄用トイレットペーパー】
今回私は「高知県いの町」へ7,000円のふるさと納税を行い、その返礼品として受け取りました。
200m × 4ロール × 3セット、計12ロールが真空パックになっており、4人家族で最大3ヶ月使用が可能な量となっています。
- 高知県唯一の再生紙メーカー「丸英製紙」が製造する、備蓄に特化したトイレットペーパー。
- 災害用トイレットペーパーの備蓄不足が深刻な問題となっている中、長期備蓄の為に開発された。
- リサイクル原料100%。
- 使用期限が来ても、水に濡れても、荷崩れなどの衝撃にも耐える構造とし、いかなる条件下でも最終的にトイレットペーパーとして使用できるように製造している。
- 持続可能な開発目標(SDGs)の「目標12 つくる責任 つかう責任」及び「目標15 陸の豊かさも守ろう」に該当する。
- 芯があるのでつぶれにくい
- アルミ蒸着袋真空包装(真空パック)にしているので衛生的であり、湿気、カビ、害虫などに強くなっている。
- 保管期間があるので備蓄計画がたてやすい(ローリングストックしやすい)。
- 1ロール200mのためかさばらない。
- 200m × 12ロールは、4人家族で最大3ヶ月使用可能。
- 高知県防災関連認定製品
※ふるさとチョイスの返礼品のページより改変して引用
非常にしっかりとしたアルミ蒸着袋真空包装であり、長期備蓄に頼もしさを感じる製品です。
この製品以外にも、備蓄用トイレットペーパーを返礼品で受け取れる都市がいくつかありますので、色々と探してみるのもおすすめです。