「オンロード(OnLord) クリッパ」という、ソーラー充電式クリップ型センサーライトを購入し、我が家のベランダに設置してみました。ソーラーで充電するため、電源・配線が不要で簡単に設置でき、暗くなると自動で人をセンサーで検知し、点灯してくれるライトです。
実際に使ってみると、普段使いだけでなく、防災的にも活用できそうなため紹介します。
目次
《スペック》
電源 | リチウムイオン電池 3.7V 2000mAh |
光源 | 白色LED 45灯 全光束約 350ルーメン |
点灯時間 | 満充電時、常灯モードで最長約 10時間 |
防水・防塵性能 | IP65相当 |
製品サイズ | 約 100 × 98 × 175mm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 約 285g |
動作温度 | −10℃〜40℃ |
《点灯モード》
人感センサーと、ソーラーパネルによる明暗感知により、3種類の点灯モードとオフが選べます。我が家はマンションで、夜にベランダに出る時の明かり確保が目的のため、「消灯モード」にしています。
点灯モード | 光り方 |
---|---|
微灯モード | 周囲が暗くなると20%の明るさで発光し、人を検知すると100%で発光し15秒後20%の明るさに戻る。 |
消灯モード | 周囲が暗くなっても発光せず、人を検知すると100%で発光し15秒後に消灯する。 |
常灯モード | 周囲が暗くなると20%で常時発光する。満充電時、最長約10時間連続発光する。 |
《実際にベランダに設置してみた》
自宅マンションのベランダに設置してみました。設置と言っても、付属のスポンジをクリップ先端に貼り付け、物干し竿掛けや手すりなどに挟むだけです。
夜にベランダに出た時だけ点灯するように、「消灯モード」に設置しました。5mくらいの距離でもしっかりと反応してくれています。明るさも十分で、むしろお隣さんに迷惑にならないか心配になるくらいでした。
今のところ、センサーが敏感すぎて点灯を繰り返すということもありません。今後、風の強い日などでも誤点灯しないかチェックしていきたいと思います。
《製品の特徴》
良いポイント
何より他のソーラーセンサーライト製品と違い、物干し竿などに挟むだけで設置が一瞬済む手軽さが非常に便利です。
ソーラー充電式ながら、350ルーメンと大光量であり、夜のベランダをとても明るく照らしてくれます。
ソーラーパネル面は、パネルとボディの段差が少なく、表面がわずかにマット調になっており、安っぽさはなくとてもしっかりとした作りになっています。
クリップもしっかりしているため、外れて落ちる心配はなさそうです。
付属の壁面取り付け用パーツで壁面に取り付けたり、テーブルなど平らなところに立てて利用できたり、穴にヒモを通して引っ掛けて使うなど、様々な使い方ができるところが魅力です。別売のマグネットフックを使えば、磁石が付く金属面に穴を開けずに設置することもできます。
防水性も高く、発光面面を上向きにしなければ屋根のない屋外での使用も可能です(完全防水ではありません)。
気になるポイント
この製品は、ホームセンターで約 3,000円で購入しました。ネットショップでは 3,200 〜 3,500円前後の価格設定のようです。ソーラー式のセンサーライトとしては若干高めな印象です。
ソーラーパネル面と発光面が真逆なため、設置場所をしっかり確認してから購入するのがおすすめです。
USBケーブルなどでの外部充電はできません。充電は太陽光のみとなります。また、充電池は交換できません。充電状態を示すランプがないため、充電しているかどうか確認ができない点が気になりました。
《防災的な活用方法》
「常灯モード」であれば、スペック上は20%の70ルーメンで10時間発光してくれるため、防災的にも十分実用的なLEDランタンとして活用できます。
ソーラーパネルが背面にあるので、ガラス面の室内側に設置すれば、ガラス越しに充電でき、室内灯としても利用できます。また、クリップで日当たりの良い場所に簡単に設置できるため、効率の良いソーラー充電をすることができます。
挟むだけの簡単設置であるが故、災害時に屋外で充電していると、盗まれないか心配をしないといけないかもしれません。
普段使いをしながら常に充電しておき、いざ災害時には貴重な光源として活用できるため、フェーズフリーなソーラーライトであると言えます。
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