《災害時は現金だけが頼りになる》
災害時は停電やネットワークが停止する場合があり、大規模災害ではそれが長期にわたります。そうなると電子マネー、キャッシュレス決済、クレジットカードは使用できなくなります。
スマートフォンが輻輳(災害時など通信が集中すること)により繋がらない場合や電池切れとなった場合、災害時でも繋がりやすい公衆電話から連絡や災害用伝言ダイヤル「171」を利用することになります。その場合小銭またはテレホンカードが必要となりますが、スマートフォンが普及している現代において、テレホンカードを持ち歩く人はごく少数であり、現実的には小銭がないと公衆電話は使えません。ちなみに、災害救助法が適応される規模の災害が発生した場合は、公衆電話は無料になります。これは覚えておくとよいでしょう。
飲料を求めて自動販売機を利用する場合も特に小銭が必要となりますし、コンビニやスーパーなどでも現金のみによるアナログでのお会計となります。
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《小銭を貯める方法》
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近年、便利なキャッシュレス決済が増えてきているため、小銭を持ち歩く必要が少なくなってきています。しかし、災害時はそれがデメリットとなってしまいます。
我が家ではキャッシュレス決済を積極的に利用していますが、時々現金も使うようにしており、意識しておつりで小銭を増やし、それを防災用に貯めています。小銭を貯めておけば、平時から子どもの幼稚園や学校など、各種支払いに払う現金をピッタリ準備しやすくなります。「お釣りがないように準備してください」で困った方は沢山いると思います。
銀行で一気に両替してもらうという方法もありますが、最近の主要な銀行では両替手数料がかかるようになっています。例えば三井住友銀行では、2021年02月01日から両替機を使った11~500枚の両替手数料として、400円がかかるようになりました。
費用を払ってまで小銭を備えるよりは、日々の習慣として小銭を貯めるようにした方が、金銭的にも防災意識的にも有効です。小銭を消費したらその分おつりで補充するという、これもある意味ローリングストックに通づる考え方と言えます。
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小銭の種類としては、500円玉、100円玉、10円玉を中心に備えておくと便利です。また、小銭の他にも1000円札を中心にお札を備えておくと安心です。
我が家では余っているポーチに小銭をごちゃ混ぜで貯めていますが、しっかり管理されたい方は100均などで売っているコインケースなどを利用するのも良いでしょう。