映画「タワーリング・インフェルノ」 |明日は我が身?高層ビル火災を描くパニック映画

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1975年に日本で公開された映画「タワーリング・インフェルノ」。超高層ビルで発生した火災を描く、パニック映画です。題名を日本語訳すると、「そびえ立つ地獄」という意味になります。

「タワーリング・インフェルノ」は、サンフランシスコにそびえ立つ、地上550メートル・138階建ての世界一高い超高層ビル「グラス・タワー」がその落成式の日に、地下の発電機の故障をきっかけに81階から火災を発し、やがて数百人の生命を飲み込む炎の地獄と化して燃え上がる。その大惨事を中心に、直面した人々のドラマが描かれています。

ビル火災の消火の難しさ、火災が広がっていても受け入れず、大惨事にはならないだろうという正常性バイアス、追い詰められた人々がみせる本性、高層階に取り残された人々へ迫る炎の恐怖がリアルに描かれており、長編ではありますが最後まで目が離せません。

古い映画ですが、色褪せない素晴らしい作品となっています。

この映画はフィクションではありますが、マンションに住む私にとって、色々考えさせられる内容が含まれています(もちろん自分のマンションが「そびえ立つ地獄」になるのは真っ平御免ではありますが…)。

マンションに住んでいる方だけでなく、一戸建てにお住まいの方でも外出先の高層ビルで火災に巻き込まれる可能性もないとはいえません。防火、火災への意識付けとしても観る価値があるといえる作品です。

2013年に日本で公開された、韓国映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」。こちらも同じく超高層ビル火災を描いた映画で、韓国版「タワーリング・インフェルノ」とも言われる映画です。

同じく火災の怖さ、人間ドラマなど見応えのある作品となっています。