アイラップとDAISOメスティンで休日の防災調理訓練

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《防災用品は普段から使い慣れておくことが重要》

防災時に使うものは普段から使っておくことが非常に重要です。使い慣れないものは、いざという時に使うのに手間取ったり、結局使えないことがあります。

災害時は物資が限られた状況において、備蓄してある食材の調理を考える必要があります。災害時の調理方法として「アイラップ」という耐熱ポリ袋を用いた湯煎調理は、少ない資源で調理ができるため非常に有用とされています。

災害時に便利な「アイラップ調理」 〜耐熱ポリ袋を使う、少ない資源でできる湯煎調理〜

また近年流行りのアウトドアやキャンプは、そもそも限られた資源の中で過ごすことから、ある意味究極の災害シュミレーションとも言え、アウトドア用品は防災用品として使えることもよくあります。

災害時の湯煎調理やアウトドア用品を使い慣れるために、アイラップと100円ショップDAISOで購入したメスティンを使って、休日に防災調理訓練として昼ごはんを作ってみました。

ちなみに私は普段、ほとんど料理をしません。またアウトドア用品は大好きですが、キャンプをやるわけでもないインドア派です。そんな私がインターネット上のレシピを参考にしながら、なるべく手抜きでできる料理を作ってみました。

今回は、あくまでアイラップやメスティンを使い慣れるという目的のため、レシピについてはあまり防災向けを意識していません。手抜き&時短調理のため、材料も大体目分量としています。

《使用した調理道具》

①岩谷マテリアル 「アイラップ」

②メスティン

今回、100円ショップDAISOのメスティン 1.5合タイプ(税込¥1,110)を使用しました。最近は100円ショップのアウトドア用品が非常に充実しています。本家はトランギアのメスティンになります。

③キャプテンスタッグ ポケットストーブ

④固形燃料 20g

《メニュー① 湯煎で「鳥もも肉ともやしのポン酢煮」》

材料(2人前)

鳥もも肉 300g

もやし 1袋

ポン酢 80ccくらい

生姜チューブ 1.5cm

ニンニクチューブ 1.5cm

材料を全てアイラップに入れ、揉んで馴染ませます。そして沸騰した鍋に耐熱皿を敷き、10分程度湯煎して完成です。

《メニュー② 湯煎で「麻婆豆腐」》

材料(2〜3人前)

麻婆豆腐の素

豆腐 1丁

豆腐を適当なサイズに切り、麻婆豆腐の素とアイラップに入れ、軽く混ぜて10分程度湯煎します。

《メニュー③ 湯煎で「オートミール(スティールカット)炊飯」》

材料(1人前)

スティールカットのオートミール 30g

水 オートミールの2〜3倍程度

水とオートミールをアイラップに入れ、15分くらい水を吸わせてから20〜30分程度湯煎します。

《メニュー④ DAISOメスティンで「チゲスープ」》

材料(2人前)

セブン&アイ・ホールディングス 「けんちん汁・とん汁用水煮」 1袋

キムチ 1カップ

エバラ プチッと鍋(キムチ鍋) 2個

豆腐 1丁

水煮野菜はセブンイレブンなどで売っているものです。材料を入るだけメスティンに入れ、蓋をして固形燃料に火を着けます。水煮は中の水もそのまま入れました。入り切らない豆腐は麻婆豆腐へ追加しました。

《いざ、調理開始! 沸騰させ湯煎&火をつけ、そのまま放置し完成!》

いざ、調理開始!といっても、沸騰させた鍋にアイラップごと入れ、固形燃料に火を着けて具材を入れたメスティンを乗せるだけです。湯煎調理をする際にはアイラップが溶けるのを予防するため、鍋底に必ず耐熱皿を敷きましょう。

固形燃料の火が消えるくらいまで放置すれば、完成です!今回はお皿に盛り付けましたが、災害時はアイラップのままお皿に乗せれば洗い物が少なくて便利です。肝心の味も、どれも我ながらとても美味しくできました。さすがに作りすぎたので、余ったものは夜ご飯のおかずにしました。

私のように普段から料理をしない人間でも、アイラップやメスティンを使った調理はとても楽しく、非常に簡単です。災害時に重要な調理法に慣れ親しむためにも、楽しくできる防災訓練は非常におすすめです。